サーバーワークスは8月28日、ITエンジニアの就職に関する調査結果を発表した。調査によると、ITエンジニアの53.8%が、エンジニアになる前にITの知識を持っていなかったことが明らかになった。一方で、約7割が「ITエンジニアになってよかった」と感じているという。
同調査は、過去10年以内にITエンジニアとして働き始めた全国の20代、30代の会社員250人を対象に実施された。調査期間は8月16~20日。
エンジニアになった理由としては、「安定した職業だと思ったから」(28.0%)、「成長性のある職業だと思ったから」(17.1%)、「もともとインターネットに興味があったから」(14.2%)などが上位を占めた。
ITエンジニアになる前の職業は、大学生が最も多く43.3%、次いで会社員が35.6%だった。大学生からの転身では、上位3学部は工学部などの理系の学部だが、経済学部などの文系の学部も続いている。会社員からの転職では、技術職(ITエンジニアを除く)が最も多く、事務・管理職が続く結果となった。
IT知識がなかったのにITエンジニアとして採用された理由については、「知識がなくても、将来的な成長やポテンシャルが評価されたから」が最も多く、26.4%だった。
知識がなくてもエンジニアとして採用された理由