便利な新機能をいち早く取り入れたい「Windows 11」ユーザーは、最新の更新プログラムをインストールすると良いだろう。米国時間8月27日にMicrosoftからリリースされたアップデート「KB5041587」には、「Android」デバイスとのファイル共有の新しい方法など、いくつかのうれしい新機能が追加されている。
まず紹介したいのは、この新しい共有オプションだ。これを使うことで、「Windows」搭載PCとAndroidデバイスとの間で、より迅速なファイルのやりとりが可能になる。ただし、この新機能を使うには、Windowsマシン側にMicrosoftの「スマートフォン連携(Phone Link)」アプリ、Androidデバイス側には同社の「Windowsにリンク(Link to Windows)」アプリを、それぞれインストールして設定する必要がある。
両方のアプリの準備が済んだら、Windowsマシンでは「エクスプローラー」で送りたいファイルを右クリックし、表示されるメニューの「プログラムから開く」の項目から「スマートフォン連携」を選ぶだけでAndroidにファイルを送信できる。逆にAndroidからWindowsに送る場合は、標準のAndroidの共有ツール経由で、送り先のアプリに「Windowsにリンク」を選べばいい。
今回の更新では、エクスプローラー自体も改善されているが、これはバグ修正という形をとっている。Microsoftの説明によると、以下の不具合が解消されているという。
- エクスプローラーで「Ctrl+F」キーを押しても検索が始まらないことがある。
- 「Shift+Tab」を押すとキーボードフォーカスが失われることがある。
- 「Windowsキー+E」(デフォルトではエクスプローラーが開く)を押すと、スクリーンリーダーアプリが「ペインにフォーカスがある」あるいは「フォーカスがまったく設定されてない」と音声で通知してくる場合がある。
- 「開く」あるいは「保存」のダイアログボックスからファイルを開いたり閲覧したりしても、スクリーンリーダーが読み上げない。
- ヘッダーカラムからファイルを開いたり閲覧したりしても、スクリーンリーダーが読み上げない。
今回のアップデートはオプションの更新プログラムなので、コンピューターの「Windows Update」メニューから手動でインストールしなければならない。そのためには「設定」から「Windows Update」を選択して、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックする。するとこの最新の更新プログラムが表示されるので、「ダウンロードとインストール」を押して、インストールを進めよう。
Screenshot by Lance Whitney/ZDNET
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。