シャープ、量子アニーリングで1000台規模のAMRを制御する技術を開発

ZDNET Japan Staff

2024-09-03 10:08

 シャープは、東北大学と共同で量子アニーリングを応用して、1000台規模の自動搬送ロボット(AMR)を同時に制御可能なエンジンの開発に成功したと発表した。

 両者は、物流業界の人手不足に対応するため、2023年からシミュレーテッド量子アニーリングを応用して、1000台規模のAMRの最適経路を生成する計算エンジンの開発を進めてきた。また、このエンジンにAIを組み合わせた大規模物流倉庫向けアプリケーションの研究も進めているといい、需要予測から入出庫管理、商品や作業者配置までを最適化することを目指しているという。

 エンジンやアプリケーションに関する研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」に採択されたもので、両者は2026年度中に性能評価や実証実験を行い、2027年度内の実用化を目指している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  4. セキュリティ

    生成AI活用の潜在的なセキュリティリスクに準備しておくべき「6つの戦略」とは?

  5. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]