「Chrome」、タブ管理に役立つ3つの新機能が追加へ

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)

2024-09-11 09:30

 「Chrome」ブラウザーではタブの管理が難しくなることがある。特に多くのタブを開いているときに特定のタブを見つけ出そうとする場合などがそうだ。そこでGoogleは、複数のタブをうまく整理するのに役立つ、3つの新しい機能を導入することにした。

 これらの新機能は、スマートフォン、タブレット、PCでChromeのタブにアクセスしやすくし、タブの整理を簡単にするためのものだと、GoogleでChrome担当プロダクトマネージャーを務めるKayce Hawkins氏は米国時間9月10日に公開したブログ記事で説明している。

 最初に挙げられた機能は「タブグループ」だ。PCと「Android」デバイスではすでにこの機能を利用できるが、「iOS」版と「iPadOS」版のChromeにも導入されることになった。「iPhone」または「iPad」を使っているユーザーは、類似のタブをグループにまとめ、名前を付けたり色を変えたりして簡単に見分けられるようにできる。

 iPhoneやiPadでタブグループを設定するには、タブグリッドを開き、整理したいタブを長押しして「タブを新しいグループに追加」オプションを選択すればいい。タブをグループに保存したら、並べ替えたり好きな位置に動かしたりできる。

 次は、タブグループを複数のデバイス間で同期できる機能だ。モバイルデバイスとPCのChromeで徐々に導入されているこの機能を使うと、あるデバイスで作成したタブグループを別のデバイスに引き継げるようになる。この「タブグループ」は、すべてのChrome間で自動的に同期される。

 そして3番目の新機能だが、これはまだ実験段階にある。しかし、数週間以内には、他のデバイスで以前に開いたタブに基づいて、ユーザーが再びアクセスした方がよさそうなページを提案してくれる。

 例えば、仕事中にあるウェブサイトを閲覧していて、帰宅後にそのサイトにアクセスしたくなることがある。通常なら、そのページをブックマークしておくか、場合によってはURLを書き留めておくだろう。だが、この新機能を使えば、iPhone、Androidデバイス、またはPCでChromeの新しいタブページに通知が表示され、再訪問すべきサイトをあらかじめ提案してくれるようになる。

提供:Google
提供:Google

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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