八十二銀行（長野市）は、クラウドデータバックアップシステム「AvePoint Cloud Backup」を導入した。これにより、改正電子帳簿保存法（改正電帳法）への対応と新銀行発足に向けたデータ管理基盤の確立を実現した。AvePoint Japanが9月12日に発表した。
長野県を拠点とする八十二銀行は、長野銀行との経営統合やシステム開発部門の吸収合併を経て、2026年1月には新銀行「八十二長野銀行」の発足を目指している。
八十二銀行では、2022年に「Microsoft 365」を導入して以降、事業継続計画（BCP）対策の面などからバックアップシステムの整備が大きな課題となっていた。また、2024年1月からの改正電帳法の施行に伴いバックアップ環境の整備が本格化し、AvePoint Cloud Backupの導入が決まった。
2024年2月に稼働を開始したAvePoint Cloud Backupは、電子帳簿保存法への対応をスムーズに行うだけでなく、長期間のデータ保存や退職者が作成したデータの取り出しも可能になり、利便性が大きく向上したという。
