月曜日は1週間の仕事が始まる日というだけにとどまらない。その週の業務に影響を与える新たなアップデートが導入されることもある。「Slack」に、情報の収集やワークフローの効率化を目的とした複数の機能が追加されることになったのもその一例だ。
米国時間9月16日に発表された新機能は全部で5つあるが、この記事では最も影響がありそうな3つの機能を取り上げたい。最初は「Agentforce」と呼ばれるAIアシスタントで、ユーザーは会話形式で質問を投げかけたり指示を出したりできる。発表によれば、Agentforceはケースのステータスの最新情報を提供するほか、「次のステップの提案、メールの下書きの作成、アクションプラン(の作成)など(中略)さまざまなこと」ができるようになる。特定の営業シナリオをロールプレイし、交渉スキルを練習することも可能だ。
ただし、Agentforceはすぐに利用できるというわけではない。Slackの親会社であるSalesforceが、2024年10月にベータ版を公開する予定だ。
次に挙げられたのは、「Slack AI」によって強化された3つの機能だ。「Huddle Notes」は要約機能で、「ハドルミーティング」のスレッドから、リアルタイムの音声やメッセージを要約したノートを作成する。このメモには、引用、アクションアイテム、ファイルが含まれ、ハドルミーティングに参加していたユーザーなら、誰もがいつでもこのノートを閲覧できる。
「AI Workflow Builder」は、その名が示す通り、タスクを支援するワークフローを作成する機能だ。例えば、チームメンバーがチャンネルに参加するたびにウェルカムメッセージを送信するよう指示できる。
さらに、Slack内検索のエンジンがアップグレードされ、アップロードファイル、動画の文字起こし、「Googleドライブ」内のファイル、Slackの「canvas」など、さまざまなソースからの情報で回答を生成できるようになる。これらのツールは、「全てのSlack有料プランで有料のアドオン」としてすでに利用可能だ。
最後に、「Slack templates」が10月にリリースされる。これはあらかじめ作成されたチャンネル構成で、ユーザーがチャンネルを新しく開設する際に追加できる。例えば、あるテンプレートでは、「canvas内の標準化されたブリーフ、リスト形式のプロジェクト計画、および自動化されたワークフロー」を最初から追加できる。
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この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。