SAPジャパンは、「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を中核とした中堅・中小企業向けオファリング「GROW with SAP」をより迅速かつ低コストで導入できる「パートナー・パッケージ・プログラム」を開始した。
このプログラムは、SAP S/4HANA Cloud Public Editionの導入を検討している中堅・中小企業に対し、導入範囲、期間、費用を明確化し、短期・固定価格で導入を支援するもの。
細かく対象業種を明確化し、各業種に特化した導入モデルを提供する。また、各業種の標準的な業務プロセスを事前に定義することで、導入期間の短縮とコスト削減を実現する。短期間で導入完了できるよう、標準化された導入プロセスを採用し、導入費用を明確化することで、予算計画を立てやすくする。
同プログラムによりユーザーは、短期導入とコスト削減を実現でき、投資対効果を把握しやすくなる。また、導入前に実現範囲や費用を明確に把握できるため、投資リスクを低減できる。さらに、SAPのパートナー企業が導入を支援するため、専門的な知識やノウハウを活用できる。
クラウドERPの導入は、従来のオンプレミス型と比較して、初期費用を抑え、柔軟性や拡張性に優れているというメリットがある。しかし、中堅中小企業にとって、導入範囲や期間、費用が不明確な点は、導入の障壁となっていた。
このプログラムに対応したオファリングは、アイ・ピー・エス、Anfini、NTTデータ グローバルソリューションズ、DTS、日立システムズ、三井情報の各社から順次提供される予定だ。