ウエルシアホールディングス(ウエルシアHD)は、リテールメディア「カタリナネットワーク」を導入した。提供元のカタリナマーケティングジャパンが発表した。同社は2024年秋以降、マーケティングソリューションを順次展開する。
カタリナネットワークは、小売企業横断でリテールメディアネットワークを展開するプラットフォーム。同プラットフォームは、小売企業の壁を超えて施策を展開しづらいという従来のリテールメディアにおける課題を解決するという。
カタリナネットワークの代表的なサービスとして「カタリナターゲティングオファー」「カタリナターゲティングアド」がある。カタリナターゲティングオファーは、来店客が店舗で会計する際、過去の購買履歴や当日の購買内容に基づいた広告や割引などのオファーを提供する。カタリナターゲティングアドは、ID-POSデータを活用し、さまざまなフォーマットで広告配信を行う。
カタリナネットワークの規模は、店舗数が約1万700、ユーザーIDが約1億、月間バスケット(会計)数が約5.5億。ウエルシアHDでの導入により、同プラットフォームがカバーするドラッグストアの割合は日本全体の約32%となり、カタリナマーケティングジャパンはより多くの来店者にマーケティングソリューションを提供できるとしている。