第一生命保険は、エクサウィザーズのAIサービス開発環境「exaBase Studio」のプライベートクラウド版を採用した。エクサウィザーズが11月11日に発表した。
exaBase Studioは、社内外のリソースを組み合わせてAIサービスを構築できる開発環境で、直感的なユーザーインターフェース(UI)によりエンジニア以外も設計・開発が可能だ。開発手順を半自動化し、アジャイル型の開発を支援する。また、データ連携の検索拡張生成(RAG)を改善する「RAGOps」のテンプレートも提供している。
エクサウィザーズは、顧客の環境に合わせたプライベートクラウド版を提供しており、ユーザーは自社のセキュリティポリシーに準拠した運用が可能だ。これにより、社内ネットワーク内のシステムとセキュアに連携し、重要な社内データを活用したAIサービスの開発が可能になる。
第一生命は2023年からexaBase Studioを活用しており、よりセキュアな環境を求めてプライベートクラウド版を採用した。エクサウィザーズによると、プライベートクラウド版は当初、Amazon Web Services(AWS)環境で提供され、今後対応するクラウドプラットフォームを拡大する予定だ。