「ChatGPT」、「Windows」版アプリが無料ユーザーも利用可能に

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)

2024-11-19 09:14

 OpenAIは、「ChatGPT」の「Windows」版アプリの利用対象を拡大した。このアプリは10月にサブスクリプションユーザー向けにリリースされていたが、ChatGPTアカウントを持つユーザーなら誰でも無料で利用できるようになった。お気に入りの人工知能(AI)とチャットするために、ChatGPTのウェブサイトにアクセスする必要はもうない。

 この無料アプリは、「Windows 10」と「Windows 11」に対応している。アプリを入手するには、OpenAIのダウンロードページにアクセスし、「For Desktop」(デスクトップ用)セクションにある「Download for Windows」(Windows版をダウンロード)と書かれたリンクをクリックすればいい。すると、「Microsoft Store」のページが表示され、アプリをダウンロードできるようになる。

 ダウンロードした「ChatGPT Installer.exe」ファイルを実行してインストールを完了すると、ChatGPTアカウントを作成するか、自分のアカウントにログインするよう求められる。筆者はまず有料版のアカウントでログインを試し、無料アカウントでもログインしてみたが、どちらのアカウントでもアプリは問題なく起動した。

 Windows版アプリでできることは、ウェブ版とほとんど同じだ。質問を投げかけたり、リクエストを送信したり、コンテンツを生成したりできる。そのほか、画像の作成やアップロードしたファイルの分析、それにテキストの要約をChatGPTに依頼したり、カスタムGPTにアクセスしたりするなど、さまざまな機能が提供されている。

 有料サブスクリプションのユーザーなら、音声モードを利用してChatGPTと自然な言葉でやり取りすることもできる。ただし、初回特典として無料ユーザーも音声モードを毎月一定期間利用することが可能だ。また、このアプリを使ったアクティビティーはすべて同期されるため、ユーザーはデスクトップアプリ、モバイルアプリ、ウェブサイト間で会話を引き継いだり、過去のチャットを確認したりできる。

 Windows版アプリにあるもう1つの優れた機能は、キーボードショートカットを利用できることだ。アプリの右下隅にあるクエスチョンマークのアイコンをクリックして、「キーボード ショートカット」を選択すると、「新しいチャットを開く」「最後の回答をコピーする」「サイドバーを切り替える」「チャットを削除する」など、さまざまなアクションのショートカットがある。

Screenshot by Lance Whitney/ZDNET
Screenshot by Lance Whitney/ZDNET

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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