日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、デジタルヒューマンと共同でNSSOL 代表取締役社長の玉置和彦氏をモデルとしたデジタルヒューマン「デジタル玉置社長」を開発した。
デジタルヒューマン技術は、人間の見た目、動作、感情を精巧に再現したキャラクターに、AIを使ったインタラクティブなコミュニケーションを可能にする技術だ。NSSOLは、8月26日にデジタルヒューマンと販売代理店契約も締結している。
デジタルヒューマンと周辺技術の位置付け
「デジタル玉置社長」の活用シーン:イベントでの登壇
デジタル玉置社長は、本人の3D写真と音声データで作成され、音声は多言語対応となっている。クライアント側のGPU処理が不要で、オンライン上で動作する。また、対話に合わせて表情とアクションを変化させることができ、対話型AIと生成AIとの連携で、ユーザーと自然な対話が可能だ。
デジタルヒューマンは、言語と時間・空間の制約を超えて、海外拠点を含むイベントなどにも登壇できる。また実在する人間自身の経験や思考を学習データとして活用し、社員や顧客などと対話応答を行える。
NSSOLは、デジタルヒューマン技術を、企業のDX推進や社会課題解決のドライバーとして位置付けており、デジタルヒューマンやほかのパートナーと連携し、さまざまな用途に活用していく方針だ。