使用している業務端末OSの2位は「Mac」--「ITエンジニア大解剖2024」paiza調査

加納恵 (編集部)

2024-12-05 14:55

 ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaizaは12月5日、エンジニアを対象に調査を実施し、「ITエンジニア大解剖2024」として発表した。約半数が生成AIを活用しているという。

 調査は、10月17~31日まで、インターネットで実施。paiza登録者のうち、学生を除く全会員を対象にし、388件の有効回答を得た。

 ITエンジニア大解剖2024では、「勤務・就業環境編」「ライフ編」「キャリア編」「生成AI編」の4カテゴリーで調査を実施。勤務・就業環境編では、フレックスタイム制で働いているのは4割未満にとどまったほか、服装ルールに縛られているのは約3割という結果となった。業務端末OSは、「UNIX」系OSであり、ウェブサーバーやデータベースなどの基本的な開発環境があるため、ウェブ開発には「Mac」の方が良いとされているが、「Windows」が2位のMacに3倍以上の差をつけ、圧倒的な1位となった。

「勤務・就業環境編」
「勤務・就業環境編」

 ライフ編では、ワークライフバランスでライフ重視が7割を超え、労働力を確保するためには企業が個々人の生活に焦点を当てて物事を考える必要があることが改めて浮き彫りになったほか、年収500万円以上でも、将来に対する不安があると回答した人は7割を超える結果となった。

「ライフ編」
「ライフ編」

 キャリア編では、理系のイメージが強いITエンジニアながら、文系出身者も35%を超える結果となった。ITエンジニアのうち、社会人になってからプログラミングを学び始めた人は4割を超えるなど、チャレンジしやすい職業と捉えて良いだろう。加えて、ITエンジニアを「続けたくない」と思っている人はわずか5.7%にとどまるなど、大多数にとってやりがいのある職業になっているという。

「キャリア編」
「キャリア編」

 生成AI編では、約半数が生成AIを導入しているとのこと。生成AIが導入されているフェーズランキングは1位が「コーディング・コードレビュー/構築」(38.9%)、2位が「テスト計画・テスト設計」(14.3%)、3位が「企画構想」(10.6%)となり、コーディング・コードレビュー/構築は圧倒的に生成AIが活用しやすいと考えている人が多いことが分かった。一方、生成AIを活用していないITエンジニアは6割以上という結果もでた。

「生成AI編」
「生成AI編」

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]