Cloudera、「RAG Studio」のプレビュー版を提供開始

藤本和彦 (編集部)

2024-12-11 12:13

 Clouderaは米国時間12月10日、検索拡張生成(RAG)を活用したチャットボットをノーコードで構築できる「Retrieval-Augmented Generation (RAG) Studio」のプレビュー版を提供開始すると発表した。オンプレミスやクラウド上に蓄積された企業データを活用することで、一般的なチャットボットに欠けている正確性や信頼性の問題を解決する。

 AIのユースケースとしてチャットボットは一般的だが、企業は不正確な応答によるリスクに直面している。RAGは検索システムと生成AIの特徴を組み合わせた仕組みで、精度と文脈の関連性を高め、説明能力と信頼性を向上させる。RAG対応のチャットボットは、一般的な情報に頼らず、リアルタイムの企業データを使って質問に答えることで、誤った情報(ハルシネーション)を大幅に減らすことができるという。

 RAG Studioのメリットとしては、構造化データと非構造化データが混在するハイブリッド/マルチクラウド環境において、RAGはこれらのデータをAIワークフローに統合し、動的な検索と文脈に応じた応答を可能にするとのこと。

 また、企業がAIソリューションを拡大する際には、高い計算コストやモデル再教育の複雑さ、強固なデータ管理が必要となる。しかし、RAGは計算負荷の高い生成モデルへの依存を減らし、Clouderaのプラットフォームと統合することで、コスト効率が高く、安全なAIワークフローを提供する。

 さらに、ヘルスケア、金融、政府などの規制が厳しい業界では、信頼性の高いAIソリューションが求められている。RAGは、生成された結果を信頼できるデータソースに直接リンクすることで、ClouderaのAIに説明可能性と追跡可能性を持たせることができる。これにより、AIの判断が検証可能で監査可能なデータに基づいていることが保証され、AIの推奨の背後にある透明な理由付けが提供されるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    「情シス不足」が生み出す2大リスク--多忙な情シス部門が手放すべき業務とは?

  2. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  3. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  4. ビジネスアプリケーション

    ITSM徹底解説!ビジネスに関わる全ての方へ--「ITSMクイックスタートガイド」

  5. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]