AI市場が急成長する中で、プレーヤー間で激しい競争が起きつつあるようだ。The Wall Street Journalが2024年9月5日に公開した記事「オープンAIに押し寄せるオープンソースの脅威」が伝えている。
それによると、「ChatGPT」を開発したOpenAIが、急成長するスタートアップに新たな競争を仕掛けられているという。サービス利用料を抑えながら、特定の機能に絞ってChatGPTよりも高い能力を発揮するのが特徴である。記事では、Meta 最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が、自社をこうした小さなスタートアップの擁護者と位置付け、同社の大規模言語モデル(LLM)である「Llama」(ラマ)を、外部の開発者に無料開放していることを紹介している。
Zuckerberg氏は、AIの利点とチャンスをつかむ人々が確実に増えるようにする考えだという。また、巨大ハイテク企業に権力を集中させないためのものだとも主張している。このように、利用しやすいオープンソースソフトウェアの増加は、ChatGPTを開発するOpenAIにとって頭痛の種とも言える。AIとオープンソースの関係について述べた記事を集めた。