IT企業の年頭所感

「withstand」を掲げ、さらなる成長に向けた変革を--アイティフォー・佐藤社長

ZDNET Japan Staff

2025-01-10 09:00

 2025年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

アイティフォー 代表取締役社長 佐藤恒徳氏

 2024年を振り返りますと、私たちを取り巻く環境は大きな変化と挑戦に満ちた一年でありました。パリオリンピックの開催は、多くの方々に感動と元気を届ける出来事となり、暗い話題が多い中で心を明るくする象徴的なイベントとなりました。一方で世界情勢においては、ウクライナ情勢の長期化やエネルギー不足が引き続き深刻な影響を及ぼし、多くの産業が対応を迫られる状況が続きました。

 国内に目を向けますと、円安や物価高騰が生活や企業活動に大きな影響を与える中、インバウンド需要の回復が経済の一部に活力をもたらすなど、新たな動きも見られました。

 2024年は、当社にとってまさに「新たなステージの幕開けの年」となりました。第3次中期経営計画「NEXT STAGE 2023」を売上高・営業利益ともに7期連続で過去最高という成果で締めくくり、新たにスタートした第4次中期経営計画「FLY ON 2026」は、10年後のありたい姿を描いたFY2033構想「HIGH FIVE 2033」を基にバックキャストで策定しております。

 「HIGH FIVE 2033」では、一極集中型の国内経済からの脱却を目指し、各地域それぞれの個性や強みを生かした経済基盤の確立および持続可能な発展をご支援することを掲げています。その中核となるのが、「地域環流型」ビジネスの創出です。社会全体に豊かな時間をもたらし、人々の生活をより充実させることを目指しています。これこそが、当社が目指す10年後のB to B to Cの姿です。第4次中期経営計画「FLY ON 2026」は、これまで確立してきた強固な基盤をもとに、その姿に向かって新たに飛躍するステージであると考えています。

 当社では毎年、新年にその年のキーワードを掲げています。2025年のキーワードは「withstand」です。2025年は「成長への準備の年」と位置付けており、「耐える」「持ちこたえる」を意味するこの言葉を選びました。新たな中期経営計画の1年目である2025年は、さらなる成長に向けた変革が求められる重要な時期です。変革には時に痛みや困難が伴いますが、その先には大きな飛躍が待っていると信じています。

 2025年も笑顔であふれる社会となるよう常に社会の皆様に寄り添いお支えし続けながら、この1年を「未来への礎を築く年」とし、社員一人一人が共に挑み、乗り越えていけるよう尽力してまいります。

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