LinkedIn、新AIツールで求人側と求職側のマッチングを効率化

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 竹内杭 吉武稔夫 (ガリレオ)

2025-01-21 09:26

 求人への応募が多く、採用担当者が必要な人材を見つけることも、求職者が採用にたどり着くことも困難になっている。そこでビジネス特化型SNSを運営するLinkedInは、採用プロセスのさらなる円滑化により、求人側と求職側双方の効率的なマッチングを支援するため、人工知能(AI)を活用した新機能を追加した。

 LinkedInは先ごろ、「Job Match」を発表した。この機能は求職者のプロフィール(スキルや経験など)と、募集中の職種を比較して、どの程度一致しているかを表示する。求職者にとって応募する価値があり、返答が期待できる求人なのか、見極めやすくすることが目的だ。

 LinkedInによれば、同機能は自社開発の高度な言語モデルを用いており、数秒以内に分析結果を生成できるという。分析結果は掲載中の全求人情報で表示し、当然ながら各ユーザーに合わせてパーソナライズされる。

 LinkedInのユーザーは誰でもJob Match機能を利用できるが、マッチングのレベルには違いがある。利用者のアカウントの種類に応じてアドバイスの質が異なり、「Premium」会員が最も充実した体験を得ることができる。

 この体験は、LinkedInがすでに導入している複数のAI機能に基づくものだ。これらAI機能は採用プロセス最適化のために実装された。例を挙げると、Premium会員の場合、会話型の求人検索や履歴書のレビュー、志望動機を伝えるカバーレターの生成、LinkedInコースを視聴する際のAI指導などが利用できる。

 LinkedInのPremiumプランは月額30ドル(約4700円)で、決して小さな投資ではない。もしこの金額にためらいを感じるのであれば、1カ月間の試用など無料で利用する方法もある。求職活動のピーク時に無料試用を開始するのがいちばん良いだろう。

提供:SOPA Images / Contributor / Getty Images
提供:SOPA Images / Contributor / Getty Images

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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