東芝テックは、Retail AIのセルフレジ機能付きスマートカートシステム「Skip Cart」を発売したと発表した。販売ターゲットは、全国のスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなど。
Skip Cartはセルフレジ機能を搭載し、買い物客はレジ待ち時間なしでスムーズに会計ができる。これにより、従業員のレジ業務軽減も期待される。自動検知アラームにより、スキャン漏れ防止も可能だ。AIレコメンド機能では、購買履歴などを活用し、リアルタイムにAIが最適な商品を提案する。

Skip Cartのイメージ
Skip Cartは事前に売り場でバーコードを読み取る運用のため、会計機で決済するだけのスムーズな買い物を実現する。これにより、店舗の省人化や効率的な店舗運営の体制づくりに貢献する。導入企業は、パーソナライズされたレコメンドやクーポンなどを通して、顧客の利便性向上と新たな購買体験の提供が可能となる。
東芝テックとRetail AIは、2022年9月から共同プロジェクトを開始し、東芝テックのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」との連携を進めてきた。ELERAを通して店舗システムとクラウド上で接続することにより、商品情報や会計機との連携が可能となる。加えて、Skip Cartの運用開始は、店舗の運営を止めることなく行える。