Box Japanは2月3日、同1日付での新経営体制を発表した。社長執行役員に専務執行役 ヴァイスプレジデントなどを務めた佐藤範之氏、前社長の古市克典氏が代表取締役会長にそれぞれ就任した。

2025年2月1日付でBox Japan 社長執行役員に就任した佐藤範之氏(右)と、同社設立から社長を務め、同日付で代表取締役会長に就任した古市克典氏(写真=2024年11月米国Box本社にてZDNET Japan編集部撮影)
新社長の佐藤氏は、約30年にわたって大手システムインテグレーターや外資系IT企業などで営業組織の立ち上げやマネジメントなど豊富な経験と実績を持ち、2014年6月に同社に入社。日本市場での事業立ち上げと営業を中心とするGo to market戦略の立案から実行を担い、Boxのグローバル売上に占める日本の割合を24%(2024年10月末時点)にまで拡大させたとしている。
社長就任について佐藤氏は、「Box Japan創設期から参画し、パートナーの皆さまや従業員と共に日本のお客さまに製品をお届けしてきた過程で、Boxがお客さまに提供できる価値やそれが日本のビジネス発展につながることを確信している。今後より多くの課題に対してパートナーの皆さまと共に支援を強化していくことで、お客さまのさらなる成長と発展のために尽力してまいりたい」とコメントを発表した。
古市氏は、2013年8月のBox Japan設立時から社長を務め、「多くの皆さまに支えられてここまで走り抜くことができた。関わる全ての皆さまへ感謝申し上げる。会長として、お客さまやパートナーさまとの関係強化、働きがいの促進支援、新規事業の開拓などに取り組む。これまで共に歩んできた佐藤が社長に就任したことを大変心強く思うと同時に、今後のさらなる発展を期待している」と述べている。
(修正:初出時に「代表取締役社長」とありましたが、正しくは「社長執行役員」でした。訂正いたします。)