サッポロホールディングスは2月3日、グループ全社員約6000人を対象に、独自の生成AIツール「SAPPORO AI-Stick」(サッポロ相棒)を導入したと発表した。
SAPPORO AI-Stickは、Amazon Web Services(AWS)が提供する生成AIサービス「Bedrock」を利用して独自に構築したツール。文章ベースでの会話機能や画像生成機能を有しており、サッポログループの社内データを連携させることで、独自のアルゴリズムによる社内情報を踏まえた回答生成も可能だ。今回の導入で、業務品質や生産性の向上、業務プロセスの改善が期待できるという。
同ホールディングスでは、グループ全社員を対象とした「全社員DX研修」を2月に開始する。これはアイデミーが提供する生成AIに特化した研修で、SAPPORO AI-Stickを使ったハンズオンコンテンツを盛り込む。プロンプトテンプレートの展開、活用事例の発信などを通して同ツールの迅速な活用定着を図る。
今後は同ツールの社内データ連携機能を中心に活用を進める。これにより特定部門領域に特化した事例の創出と業務プロセスの変革にもつなげていく。