海外コメンタリー

「iPhone 16 Pro」と「iPhone 14 Pro」--買い替える価値はあるか?

Maria Diaz (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2025-03-05 07:00

 Appleは「iPhone 16」シリーズを発表した当時、特にAI機能に重点を置いて紹介していた。AI技術は確かに印象的だったが、機種変更を正当化するかどうかは議論の余地がある。

 「iPhone 14 Pro Max」ユーザーにとって、iPhone 16 Proへの乗り換えが必ずしも有益とは言えない。しかし、USB Type-C充電、アクションボタン、新しいカメラ機能に関しては、その価値があるかもしれない。もしあなたが決めかねているなら、買い替えるべき理由、または「iPhone 17」の発売まで待つ価値があるかもしれない理由について、以下を読んでほしい。

iPhone 16 Pro iPhone 14 Pro
最低価格 999ドル 480ドル(SIMフリー)
ディスプレー 6.3インチ Super Retina XDR OLED 6.1インチ Super Retina XDR OLED
重量 199グラム(7オンス) 206グラム(7.3オンス)
プロセッサー Apple A18 Pro Apple A16
RAM 8GB 6GB
ストレージ 128/256/512GB、1TB 128/256/512GB、1TB
バッテリー 3355mAh 3200mAh
カメラ 48MP(4800万画素)広角 | 12MP(1200万画素)望遠 | 48MP超広角 | 12MPセルフィー 48MP広角 | 12MP望遠 | 12MP超広角 | 12MPセルフィー

iPhone 16 Proを購入すべき人は・・・

提供:Sabrina Ortiz/ZDNET
提供:Sabrina Ortiz/ZDNET

1. AppleのAIが欲しい

 AppleのAI機能のエコシステムは「Apple Intelligence」という名称のもと、現在iPhone 16のラインアップと「iPhone 15 Pro」モデルで利用できるが、「iPhone 14 Pro」には搭載されない。iPhone 14 Proは「iOS 18」に対応しているが、最新のApple Intelligence機能の実行に必要なハードウェアが不足している。最新のAI機能に常に追い付いていたい、または日常的にAIツールを使用している場合、iPhone 16 Proへの買い替えは理にかなうだろう。

 Apple Intelligenceの機能をスムーズに実行するには、「A17」チップ以降と最低8GBのランダムアクセスメモリー(RAM)が必要だが、iPhone 14 Proは「A16」チップでRAMは6GBしかない。iPhone 16 Proは「A18 Pro」チップと8GBのRAMを搭載しており、AppleのAI機能を実行するのに適している。

2. 大画面を手に入れたい

 AppleはiPhone 16 Proのベゼル(枠)を最小限まで薄くし、Proモデルのディスプレーを16 Proでは6.3インチ、「16 Pro Max」では6.9インチに拡大。画面の表示領域の拡大により、ユーザーは動画の視聴、ゲームのプレー、文書の表示と編集、ウェブ会議における共有画面の閲覧などをより快適に行える。

 大型スマートフォンであるiPhone 16 Proは、iPhone 14 Proよりもバッテリー容量が大きく、3355mAhと3200mAhの違いがある。バッテリー容量の改善に加え、新しいProモデルはこれまで以上に高速充電に対応している。iPhone 16 Proは40Wの有線充電と20Wの「MagSafe」充電に対応しているため、iPhone 14 Proの充電が遅いと感じている場合は、買い替えるタイミングかもしれない。

3. 美しい写真を撮るのが大好き

 iPhone 16 Proは、改良された超広角カメラなど、最高級のカメラ機能を搭載している。同カメラは、より大きくかつ改良されたソニー製のイメージセンサーに適応した結果、解像度は12MPから48MPに向上した。

 スマートフォンで写真を撮るのが好きな人にとっては、カメラのアップグレードだけでもiPhone 16 Proにアップグレードする理由になるかもしれない。光学ズームの倍率は5倍となり、iPhone 14 Proの3倍ズームからアップグレードされた。iPhone 16 Proには、指を動かしたり、ボタンをタップしたりするジェスチャーでカメラを操作できる新機能「キャプチャーボタン」も搭載されている。

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