Appleは「iPhone 16」シリーズを発表した当時、特にAI機能に重点を置いて紹介していた。AI技術は確かに印象的だったが、機種変更を正当化するかどうかは議論の余地がある。
「iPhone 14 Pro Max」ユーザーにとって、iPhone 16 Proへの乗り換えが必ずしも有益とは言えない。しかし、USB Type-C充電、アクションボタン、新しいカメラ機能に関しては、その価値があるかもしれない。もしあなたが決めかねているなら、買い替えるべき理由、または「iPhone 17」の発売まで待つ価値があるかもしれない理由について、以下を読んでほしい。
iPhone 16 Pro | iPhone 14 Pro | |
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最低価格 | 999ドル | 480ドル(SIMフリー) |
ディスプレー | 6.3インチ Super Retina XDR OLED | 6.1インチ Super Retina XDR OLED |
重量 | 199グラム(7オンス) | 206グラム(7.3オンス) |
プロセッサー | Apple A18 Pro | Apple A16 |
RAM | 8GB | 6GB |
ストレージ | 128/256/512GB、1TB | 128/256/512GB、1TB |
バッテリー | 3355mAh | 3200mAh |
カメラ | 48MP(4800万画素)広角 | 12MP(1200万画素)望遠 | 48MP超広角 | 12MPセルフィー | 48MP広角 | 12MP望遠 | 12MP超広角 | 12MPセルフィー |
iPhone 16 Proを購入すべき人は・・・

提供:Sabrina Ortiz/ZDNET
1. AppleのAIが欲しい
AppleのAI機能のエコシステムは「Apple Intelligence」という名称のもと、現在iPhone 16のラインアップと「iPhone 15 Pro」モデルで利用できるが、「iPhone 14 Pro」には搭載されない。iPhone 14 Proは「iOS 18」に対応しているが、最新のApple Intelligence機能の実行に必要なハードウェアが不足している。最新のAI機能に常に追い付いていたい、または日常的にAIツールを使用している場合、iPhone 16 Proへの買い替えは理にかなうだろう。
Apple Intelligenceの機能をスムーズに実行するには、「A17」チップ以降と最低8GBのランダムアクセスメモリー(RAM)が必要だが、iPhone 14 Proは「A16」チップでRAMは6GBしかない。iPhone 16 Proは「A18 Pro」チップと8GBのRAMを搭載しており、AppleのAI機能を実行するのに適している。
2. 大画面を手に入れたい
AppleはiPhone 16 Proのベゼル(枠)を最小限まで薄くし、Proモデルのディスプレーを16 Proでは6.3インチ、「16 Pro Max」では6.9インチに拡大。画面の表示領域の拡大により、ユーザーは動画の視聴、ゲームのプレー、文書の表示と編集、ウェブ会議における共有画面の閲覧などをより快適に行える。
大型スマートフォンであるiPhone 16 Proは、iPhone 14 Proよりもバッテリー容量が大きく、3355mAhと3200mAhの違いがある。バッテリー容量の改善に加え、新しいProモデルはこれまで以上に高速充電に対応している。iPhone 16 Proは40Wの有線充電と20Wの「MagSafe」充電に対応しているため、iPhone 14 Proの充電が遅いと感じている場合は、買い替えるタイミングかもしれない。
3. 美しい写真を撮るのが大好き
iPhone 16 Proは、改良された超広角カメラなど、最高級のカメラ機能を搭載している。同カメラは、より大きくかつ改良されたソニー製のイメージセンサーに適応した結果、解像度は12MPから48MPに向上した。
スマートフォンで写真を撮るのが好きな人にとっては、カメラのアップグレードだけでもiPhone 16 Proにアップグレードする理由になるかもしれない。光学ズームの倍率は5倍となり、iPhone 14 Proの3倍ズームからアップグレードされた。iPhone 16 Proには、指を動かしたり、ボタンをタップしたりするジェスチャーでカメラを操作できる新機能「キャプチャーボタン」も搭載されている。