MentaRestは3月11日、愛知県豊田市とクラスターが開発する「メタバースとよた」において、引きこもりや不登校の児童・生徒向けの支援を提供すると発表した。
メタバースとよたは、「豊田市メタバース将来ビジョン」に基づき、市民や企業、行政、団体がコミュニティー形成や情報交換、実証実験を目的としたイベントを主体的に行える仮想空間。2024年12月14日から運用を開始している。メタバースプラットフォーム「cluster」上にメタバースとよたを構築し、同プラットフォームに備えられたさまざまな機能を用いることができる。

メタバースとよたのイメージ(提供:MentaRest)
MentaRestは、メタバース空間におけるアバターカウンセリングサービスを提供している。同社は、一般的なカウンセリングでの「心理的利用のハードルの高さ」を、アバターを活用することで低くしているという。

(提供:MentaRest)
今回MentaRestは、メタバースとよたの「まなびの森」エリアでカウンセリングサービスを提供する。まなびの森では、小・中学生を対象とした課外活動や不登校児童・生徒の居場所としての活用が想定されているという。同社はサービスの提供を通して、不登校や引きこもりの児童が安心して学び、つながることができる新たな支援の形を確立していくとしている。