セールスフォース・ジャパンは、「中堅・中小企業向けトレンドレポート」（第6版）を公開した。自律型AIエージェントの急速な発展を背景に、成長を目指す中堅・中小企業がAIをどのように活用しようとしているのかが明らかになった。
このレポートは、日本の200人を含む26カ国の中堅・中小企業リーダー3350人を対象に実施された調査結果に基づいて作成されている。
調査では、世界中の中堅・中小企業の75％が、収益性の向上や生産性の強化、顧客体験の改善を目的として、AIを試験的に導入するか、既に本格的に活用していることが判明した。日本の中堅・中小企業におけるAIの主な活用用途には、マーケティングキャンペーンの最適化、マーケティング対象オーディエンスの予測、キャンペーン分析の自動化・新規コンテンツの生成が挙げられている。
また、日本の中堅・中小企業のうちAIを導入した企業の88％が「収益が増加した」と回答。一方で、39％のリーダーがAI活用の競争で後れを取ることへの懸念を抱いている。AIに関する主な懸念事項として、データの質の低さ、セキュリティ上のリスク、戦略やユースケースの不足が上位に挙がった。
AIを含め、企業向けデジタルマーケティングの今後が見える記事を集めた。
