自動車用防振ゴム大手の住友理工(名古屋市)は、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入した。アシュアードが3月17日に発表した。
住友理工は、DXを活用したモノづくり革新を推進しており、クラウドサービスの利用が増加している。これまでもセキュリティ評価を行ってきたが、導入時の調査工数だけでなく、利用サービスの棚卸しや定期評価を行うとなると、膨大な工数がかかっていた。そこで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現するため、Assuredの導入を決定した。
Assuredは、SaaS/ASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォーム。専門知識を有するセキュリティ評価チームが、主要なガイドラインやフレームワークに基づき、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約することで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現する。
住友理工はグローバルに事業を展開しており、サイバーセキュリティ対策の取り組みを強化しているが、情報システム部門における業務領域は拡大しており、限られた人員の中でさまざまな領域に対応する必要があった。クラウドサービス導入時のセキュリティ評価や棚卸にAssuredを活用することで、効率化しつつ、適切な評価を実施できる運用に見直していきたいとしている。