LINE WORKS、本社を渋谷サクラステージで開業--多様な製品提供加速

大場みのり (編集部)

2025-04-01 12:40

 LINE WORKSは4月1日、「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」の23階に移転した本社の増床工事を完了し、開業したと発表した。

 LINE WORKSが展開するビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」は、2025年1月時点で52万社、約520万ユーザーが利用している。2023年4月にはLINE(現 LINEヤフー)のAI事業を統合し、AIを活用した製品も複数展開している。こうしたビジネス拡大と人員増加に伴い、同社は2024年11月に本社を渋谷サクラステージに移転。同社は、オフィス移転と今回の増床工事を通して、従業員が一層働きやすい環境の整備に取り組むとしている。

 本社オフィスでは、LINE WORKSをはじめとした各種製品/サービスに関わるさまざまな職種の人々が交流し、偶発性のあるコミュニケーションの促進を図る。オフィスは「執務エリア」「カフェエリア」「来客エリア」に分類される。

 執務エリアでは、約2倍の数になった座席に加え、気軽に座りやすい簡易的な椅子を設置した会議室や、ウェブ会議などを行うフォンブースをそろえている。従業員が執務に集中できるようにするとともに、間仕切りを減らしたり、立って作業ができる「スタンディングデスク」を置いたりすることで、従業員同士の交流も図る。

執務エリアの座席(写真提供:LINE WORKS)
執務エリアの座席(写真提供:LINE WORKS)

 カフェエリアでは、キャンプ場をイメージしたオブジェや、靴を脱いで使用する小上がり(段差で区切られたスペース)、ソファー席などを用意することで、気軽な会話や休憩を促す。

キャンプ場をイメージしたカフェエリアの空間(写真提供:LINE WORKS)
キャンプ場をイメージしたカフェエリアの空間(写真提供:LINE WORKS)

 来客エリアでは、「発信の場」としての機能を重視。壁一面の大型ディスプレーを設置するとともに、各会議室のモニターが引き立つよう、黒を基調とした内装としている。待合スペースは、短時間のミーティングやセミナー開催時の休憩場所としても利用できる。

黒を基調とした内装の来客エリア(写真提供:LINE WORKS)
黒を基調とした内装の来客エリア(写真提供:LINE WORKS)

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