エクサウィザーズは4月18日、同社が提供する法人向け「ChatGPT」サービス「exaBase 生成AI」の販売および導入・活用の支援、業務特化のAIソリューションを東北電力が提供すると発表した。東北6県と新潟県をはじめとした地域における法人企業の業務効率化や人手不足の解消を支援するという。
両社は2024年8月に業務提携を発表しており、今回は第1弾として、エクサウィザーズがグループで提供している生成AIサービスやソリューション、東北電力が持つデータや顧客基盤などの事業アセットを活用し、「生成AIサービス」と「業務特化AIソリューション開発」を提供する。
生成AIサービスでは、東北電力が販売代理店となり、exaBase 生成AIを提供する。専門知識がない企業でも、東北電力とエクサウィザーズが連携した支援を行い、東北電力グループの蓄積したユースケースを基にした特定業務での活用にも対応するとしている。
業務特化AIソリューション開発では、工場や製造の現場業務と商談などの販売業務の2つの分野で、特定の業務に特化したAIソリューション開発を通して社内業務の高度化や効率化を支援する。
現場業務向けでは、製造ラインにおいて部品の画像を分析し、不具合の早期検出や、カメラによる映像で物流や人流を最適化するソリューションを想定している。販売業務では、報告書作成や営業活動のタスク管理をAIで効率化するソリューションの開発を想定しているという。

業務特化AIソリューション開発における連携イメージ