電子部品製造大手のTE Connectivityは4月23日、最新の企業責任報告書で2020年9月~2024年10月にスコープ1、2における温室効果ガス(GHG)排出量を80%削減したと発表した。
同社はGHGの70%削減を目標に設定していたが、それを上回る実績となり、2024会計年度としても前年より30%削減したという。また、再生可能電力の使用率は同10%増の87%に増加し、2025年目標の80%を前倒しで達成したとしている。スコープ3でのGHG排出量は2022年比で14%削減しており、引き続き2032年までに30%の削減を目指すとした。
成果について最高経営責任者のTerrence Curtin氏は、「当社の企業責任に関する取り組みは世界中の顧客の期待に応えるもので、GHG排出量の削減、イノベーションやインクルージョンの推進など、あらゆる活動の指針となっている。今後もエネルギー効率の向上、GHG排出量の少ない製品設計、サプライチェーンパートナーに対する明確な期待に取り組みながら、コスト競争力のある価値あるソリューションを提供し、サステナビリティーと企業としての成長の両立を目指していく」とコメントしている。