YKKが顧客の「ホンネ」収集へ-- Asobicaのプラットフォーム導入しコミュニティー開設

NO BUDGET

2025-05-15 15:42

 YKKは、Asobicaが提供するホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」を導入し、顧客との双方向コミュニケーションを促進するためのオンラインコミュニティー「つなぐくらぶ by YKK」を開設した。これにより、顧客の本音データ(ゼロパーティーデータ)を幅広く収集し、新たな価値創造につなげる。Asobicaが5月15日に発表した。

コミュニティーサイト「つなぐくらぶ by YKK」
コミュニティーサイト「つなぐくらぶ by YKK」

 coorumは、デジタル上の行動データだけでは分からない、商品・サービスの利用実態や、行動の背景・感情といった「顧客の本音」を収集・可視化し、商品開発やブランド戦略、マーケティング効果の最大化を支援する。ゼロパーティーデータとは、顧客が企業に対して意図的かつ積極的に提供するデータのこと。アンケートや診断ツールへの回答、プロフィール情報の入力・更新情報などがある。

 YKKではこれまで、CMやウェブサイト、SNSなどで情報を発信してきたが、顧客や一般消費者と、双方向でのコミュニケーションを課題としていた。こうした背景から、同社はcoorumの導入を通じて「お客さまや一般消費者とつながる場」を起点とした双方向コミュニケーション環境を整備し、顧客との中長期的な関係構築と新たな価値創造を目指す。

coorumの機能および利用イメージ
coorumの機能および利用イメージ

 開設されたコミュニティーサイト、つなぐくらぶ by YKKは、誰でも無料で参加することが可能。同コミュニティーにおいて、ユーザー同士や、YKKとユーザーをつなぎ、そこから想像もしなかった楽しいアイデアや出会いを創造していく。

 YKKはcoorumについて、Asobicaが持つ200社以上の支援実績から培われた、コミュニティー運営のノウハウを高く評価した、また導入企業の目的・課題解決に向けた伴走型支援のサポート体制や、豊富な導入事例とその過程で培われたナレッジを活用できる点も採用の決め手となった。

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