京都市、AVILENと共同でAIによる働き方改革--ごみ問い合わせ対応を自動化

NO BUDGET

2025-05-15 15:55

 AVILENは、京都市と連携し、AIボイスボットを活用した、「持ち込みごみ」に関する問い合わせ対応の自動化に向けた実証実験(PoC)を開始した。AIによる業務効率化を通じて、京都市の働き方改革を支援していく。AVILENが5月15日に発表した。

 今回の取り組みは、2023年に京都市とAVILENが締結した「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた生成AIの活用等に関する連携協定」に基づくもの。

 京都市では現在、市内の家庭から排出される粗大ごみなど、クリーンセンターに直接持ち込まれる、持ち込みごみに関する問い合わせや予約対応を、オンラインと電話で行っている。特に電話対応では、コールセンターに加え市職員が直接対応するケースも多く、労働人口の減少が進む中でより効率的な対応が求められている。あわせて、市民のライフスタイルの変化や外国語を話す住民の増加に伴い、夜間や多言語対応といったニーズへの対応も高まっているという。こうした状況を踏まえ、AIを活用して業務の効率化と、市民サービスの質向上を同時に図るため、今回のPoCを実施することにした。

 PoCでは、AVILENのグループ会社でAIコールセンター技術に強みを持つLangCoreが技術を提供した。具体的には、AIボイスボットを構築し、まずは庁内で内部的に、持ち込みごみに関する問い合わせに対する回答精度、応答速度、自然さといった観点から実運用に適した精度を満たせるかを検証する。その結果を踏まえ、サービス水準を向上させつつ、投資対効果を最大化するAIの活用方法を検討していく。

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