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RPAに「人間らしい判断」を追加、AIエージェントを意識した動きが活発化

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2025-05-26 07:00

 ロボティックプロセスオートメーション(RPA)がAIの普及で変化し始めている。従来のRPAは、決まった手順に沿った入力・転記・処理といった定型作業の自動化を主な役割としていたが、実際の業務には、文脈を読み取り、判断を下し、例外に対応するなど、人間的な思考や柔軟な対応が求められる場面が多く存在する。ここで、AIが「人間らしい判断」の役割を担い、RPAと組み合わせることで、より高度で複雑な業務プロセスの自動化が可能になる。

 RPA大手である米UiPathの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Dines氏は、「RPAがAIと統合されることで、より高度な業務の自動化が可能になる」とThe Vergeのインタビューで述べた。その上で、人間の指示を理解し、自律的に判断・行動できる人工知能(AI)システム「AIエージェント」の重要性に触れている。

 一方、RPAのインフラ環境も変化しつつあるようだ。Gartnerは、2025年までにRPAの20%以上がクラウドベースになると予測しており、柔軟性とスケーラビリティーの向上が期待されている。

 QKS Groupの分析によると、世界のRPA市場は2030年までに約79億ドルに達し、2024年から2030年までの年平均成長率(CAGR)は11.72%と予測されている。今後も成長が見込まれるRPAについて、関連する最新の記事を集めた。

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