NTTデータは5月19日、マーケティング業務の生産性を向上させる新たなAIエージェントサービス「LITRON Marketing」(リトロンマーケティング)を発表した。6月から提供を開始する。マーケティング業務の負荷を最大6割削減することを見込んでいる。
LITRON Marketingは、担当者と対話型インターフェースでコミュニケーションをとるパーソナルエージェントが、担当者からの指示に基づき、各業務に適した専門性を持つ特化エージェントにタスクを割り振る。そして、NTTデータが提供するマーケティング業務向けサービスや各種SaaSと連携し、マーケティング戦略策定・戦術(施策)企画・施策実行・施策評価といった一連の業務プロセスを自律的に支援・代行する。
業務プロセスを包括的に支援することで、ターゲット像と施策全体の一貫性を保ちつつ、マーケティング業務全体の負荷を最大6割削減するとしている。特に、人物像(ペルソナ)の設計、カスタマージャーニーの作成、クリエイティブ制作にかかる作業負担が大幅に軽減されるとのこと。
マーケティング担当者の業務負荷を減らすことで、より多くの施策の立案と迅速な実行を後押しする。加えて、社内外の多様な情報を活用してあらゆる戦略や施策の立案を実行できるため、担当者の仮説構築力や企画力の向上にも寄与するとしている。
LITRON Marketingは段階的な機能提供を予定しており、第1弾として以下の機能を提供する。

LITRON Marketingの機能名と説明
NTTデータは5月19日、マーケティング業務の生産性を向上させる新たなAIエージェントサービス「LITRON Marketing」(リトロンマーケティング)を発表した。6月から提供を開始する。マーケティング業務の負荷を最大6割削減することを見込んでいる。
LITRON Marketingは、担当者と対話型インターフェースでコミュニケーションをとるパーソナルエージェントが、担当者からの指示に基づき、各業務に適した専門性を持つ特化エージェントにタスクを割り振る。そして、NTTデータが提供するマーケティング業務向けサービスや各種SaaSと連携し、マーケティング戦略策定・戦術(施策)企画・施策実行・施策評価といった一連の業務プロセスを自律的に支援・代行する。
業務プロセスを包括的に支援することで、ターゲット像と施策全体の一貫性を保ちつつ、マーケティング業務全体の負荷を最大6割削減するとしている。特に、人物像(ペルソナ)の設計、カスタマージャーニーの作成、クリエーティブ制作にかかる作業負担が大幅に軽減されるとのこと。
マーケティング担当者の業務負荷を減らすことで、より多くの施策の立案と迅速な実行を後押しする。加えて、社内外の多様な情報を活用して戦略や施策を立案できるため、担当者の仮説構築力や企画力の向上にも寄与するとしている。
LITRON Marketingは段階的な機能提供を予定しており、第1弾として以下の機能を提供する。
第2弾として、「施策評価支援機能」の追加を予定している。これは、施策実行結果をまとめたレポート作成に加え、効果検証から次回施策に向けた改善策の提案までをサポートする機能になる。具体的には、まず施策状況を自律的にモニタリングし、開封率やクリック率といった重要業績指標(KPI)に分解した上で評価を実施する。そして、その結果から得られた示唆をまとめたレポートを作成し、これを過去施策データベースに蓄積していく。さらに、生成AIがこれらのデータを基に学習を重ねることで、次回の施策企画時には、特定の業界や商品・サービスに最適化された施策内容を提案可能となる。
また、「施策実行支援機能」では、想定顧客の特性に応じて、例えばメルマガをどのタイミングで何を送ることで製品・サービスの購入に至るか、といった詳細なマーケティングオートメーション(MA)シナリオの作成機能を追加する予定となっている。
なお、第2弾で追加されるこれらの機能については、2025年9月末までの提供を予定している。

LITRON Marketingの提供機能イメージ
さらに、LITRON Marketingの効果を最大化するため、コンサルティングやBusiness Process Service(BPS)の活用を通じて、導入から施策改善までをワンストップで支援する。加えて、データ活用基盤やインフラを提供するなど、フルスタックで導入企業をサポートする体制を整えている。
NTTデータは、2027年度末までにLITRON Marketingと関連サービス全体で累計100億円の売り上げを目指す。