セブン-イレブン、自動走行ロボットで屋外配送の実証実験--丘陵地南大沢エリアで

加納恵 (編集部)

2025-05-19 14:52

 自動走行ロボットの開発などを手掛けるLOMBY、セブン-イレブン・ジャパン、スズキの3社は5月19日、自動走行ロボットによるデリバリーサービス「7NOW」の屋外配送の実証実験を開始すると発表した。セブン‐イレブン店舗の約3000アイテムを配送する。

実証実験に使用する屋外用ロボット
実証実験に使用する屋外用ロボット

 実施期間は2026年2月28日までを予定。「セブン-イレブン八王子南大沢店」「セブン-イレブン八王子南大沢店」の2店舗から、東京都八王子市南大沢エリアに配送する。注文時間は9時30分から20時まで。配送料は税込330円になる。

 配送先地点を指定せず、対象のセブン‐イレブン2店舗を中心とした南大沢エリア全域の個人宅(集合住宅の場合はエントランス周辺)などまで配送することから、国内の屋外ロボット配送における配送可能エリアと対象戸数は最大規模になるとしている。

 配送には、屋外型自動走行ロボット「LOMBY」を使用。信号機や横断歩道などを自動認識して走行ができ、電動モビリティーベースユニットには、スズキの電動車いすをベースにした台車を使う。

 南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多く、また、入居開始から40年以上が経過して高齢化が進んでいる地域。実証実験の実施に当たっては、南大沢スマートシティ協議会とも連携しているとのこと。利便性向上と、買い物に伴う移動時の負担軽減を目指す。

利用手順
利用手順

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