神奈川県横須賀市上下水道局は、モバイル端末管理ソフトウェアサービス「CLOMO MDM」を導入した。仕事で使用するモバイル端末を一元管理するほかセキュリティ強化を実現する。5月21日にCLOMO MDMを展開するアイキューブドシステムズが発表した。

横須賀市上下水道局はモバイル端末管理ソフトウェアサービス「CLOMO MDM」を導入した
CLOMO MDMは、法人向けクラウド型モバイル端末管理ソフトウェアサービス。業務で使うスマートフォンやタブレット、モバイルPCなどの端末の運用を支援し、管理者業務の効率化に寄与する。
神奈川県横須賀市では、国の「クラウド・バイ・デフォルト」の考えに基づき、業務のクラウド化を進める上で、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の活用を推進。水道局の職員は24時間365日体制で庁外業務にモバイル端末を利用しており、端末紛失時の情報漏えいへの対応が課題になっていたという。
CLOMO MDMでは、紛失時に遠隔操作で端末のロックや初期化ができるため、24時間365日体制での紛失対策を実現。職員は深夜でも緊急連絡窓口に連絡することで即時対応が可能となり、安心感が向上したという。また、全ての端末を同一画面で管理できるため、管理業務の負担も軽減したという。令和6年能登半島地震の救援時には、迅速なアプリ配布が業務効率化に貢献した。
横須賀市上下水道局では「幸いにも、まだ紛失の事案は発生していないが、深夜でも当事者の職員が直接アイキューブドシステムズ緊急連絡窓口に連絡することで、即座に紛失した端末のロックや初期化ができるという点は、職員にとっての大きな安心感につながっている。全ての端末を同一の画面で管理できる環境になっているため、管理業務の負担軽減にもつながった」とコメントしている。