千葉県の市原市役所は、ハンモックの統合型IT運用管理ソフト「AssetView」を導入した。3000台を超えるPCの資産・更新管理を一元化し、業務効率化とセキュリティ強化を狙う。ハンモックが5月22日に発表した。
AssetViewは、PCの資産管理や情報漏えい対策を強化する法人向けの統合型IT運用管理ソフト。「単機能からオーダーメイド感覚で始められる」点が特徴となっている。
導入後、棚卸し業務の自動化による効率化と正確性の向上、ソフトウェアの適正管理によるセキュリティ強化が実現したとのこと。自治体における閉域環境下でも「Windows Update」や「Microsoft 365」の更新が可能になった。さらにリモートコンソール機能によるヘルプデスクの効率化、分かりやすいユーザーインターフェース(UI)による属人化の解消といった効果も出ている。
従来、市原市では「Excel」や「Windows Server Update Services(WSUS)」「System Center Configuration Manager(SCCM)」で資産を管理していたが、作業が煩雑で、情報の一元管理が困難だった。また、回線帯域の細い拠点でのPC更新も課題だったという。
これらの課題に対し、市原市はAssetViewの導入を決定。初心者にも扱いやすいUI、柔軟な価格設定、ネットワークに負荷をかけない更新管理機能が決め手となった。
市原市役所情報政策課では、市民の個人情報を扱う上でセキュリティ強化は必須であり、AssetViewによる正確なIT資産管理がその土台作りに貢献しているとしている。