約2週間前、筆者の「第六感」が働き始めた。それは、「Pocket」に保存するためのコンテキストメニュー項目が機能しなくなったことがきっかけである。筆者はMozillaのソーシャルブックマークサービスであるPocketを10年間欠かさず利用しており、毎朝の読書の一部として定着していた。
「Chrome」の拡張機能ストアには、この拡張機能が利用できなくなったとの通知が表示されており、いつからまた利用可能になるかについては記載がなかった。
そして、米国時間5月22日、ついにその時が来た。Mozilla傘下のPocketが閉鎖されるというのだ。筆者は、全てのPocketユーザーに送信されたメールを受け取ったばかりである。Mozillaは戦略の変更を決定した結果、Pocket(およびこれまでにユーザーが丁寧に集めてきたコンテンツデータベース)は、同社の新たな計画には含まれないことになった。
これは全くもっていまいましいことである。
アプリは7月8日まで引き続き機能する。Pocket Premiumユーザーは、自動更新されることはなく、2025年に支払われた購読料は使用期間に応じて一部返金されるとのことだ。
保存された記事からはURL、タイトル、メモをダウンロードできるが、コンテンツそのものはダウンロードできないようだ。なお、このダウンロード機能は2025年10月8日まで利用可能である。

提供:Pocket
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。