タリーズコーヒージャパンは、ドリーム・アーツの「SmartDB」とカンリーの「カンリー店舗集客」を連係させ、店舗運営の効率化を進めている。ドリーム・アーツが5月27日に発表した。
カンリー店舗集客は、複数のチャネルからの店舗情報を一元管理し、店舗事業者の運用コストを削減するためのクラウドサービス。SmartDBは、大企業向けの業務デジタル化クラウドサービスで、現場から全社にわたる業務をノーコードで開発できる。

「カンリー店舗集客」と「SmartDB」の連係イメージ
今回の連係により、タリーズコーヒーは、「Google Maps」のビジネスプロフィールを含む複数のチャネルへの店舗情報更新を、SmartDBから一括で行えるようになる。これにより、店舗情報の精度が向上し、更新作業が削減され、本部と店舗現場の運用プロセスを統一できる。まずはGoogleビジネスプロフィールとの連係を開始し、今後はSNSなどの対応チャネルを順次拡大する予定だ。
タリーズコーヒーは2021年にSmartDBを導入し、300項目以上に上る店舗情報を一元管理してきた。2023年7月からはSmartDBで店舗情報を管理しながら、カンリー店舗集客で店舗情報の更新や口コミを管理する体制を構築した。今回の連係で、SmartDBで管理する最新の店舗情報が、カンリー店舗集客を通じて複数の情報掲載チャネルに自動反映されるようになる。
タリーズコーヒージャパンではこれまで、情報チャネルごとに異なる更新作業が必要で、運用作業における煩雑さや更新ミスが課題だった。今回の連係により、日常的に利用しているシステムからの情報反映を一元化し、業務効率の向上と社内運用の標準化を目指す。