アスエネと三井住友銀行は、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化関連事業における提携を発表した。アスエネは、三井住友銀行からGHG排出量可視化クラウドサービス「Sustana」の事業を取得し、アスエネのGHG排出量可視化クラウドサービス「ASUENE」と統合していくことで最終契約を締結した。
またアスエネは、三井住友ファイナンシャルグループを引受先とする第三者割当増資と株式譲渡取引を実施し、同グループとの戦略的資本業務提携を一層強化する。
アスエネは、ASUENEサービスを2021年8月から提供しており、1万社以上に導入されているという。三井住友銀行は、Sustanaサービスを2022年5月から提供し、東証プライム上場企業を中心に利用されているという。
今回の提携では、アスエネが持つGHG排出量可視化での強みと、三井住友ファイナンシャルグループの脱炭素金融支援の強みにより、世界的な企業の脱炭素化ニーズに対応することを目指すとし、(1)Sustanaの統合によるASUENEサービスのシェア拡大、(2)アジアや米国などグローバルでの連携強化、(3)両社共創の実行――に取り組むことにしている。