JPドメイン名の登録数、初めて180万件を突破--JPRSが発表

藤本和彦 (編集部)

2025-06-02 14:35

 日本レジストリサービス(JPRS)は6月2日、同社が登録管理を行うJPドメイン名の登録数が初めて180万件(2025年6月1日時点)を超えたと発表した。

 同社によると、JPドメイン名の登録数は前年(2024年6月1日時点)の176万3690件から、3万7016件増の180万706件となった。そのうち、汎用JPドメイン名(「△△△.jp」など)が122万5596件(68.1%)と最も多く、属性型・地域型JPドメイン名(「co.jp」「ne.jp」など)が56万3977件(31.3%)、都道府県型JPドメイン名が1万1133件(0.6%)だった。

JPドメイン名の内訳
JPドメイン名の内訳

 登録数が最も多い汎用(はんよう)JPドメイン名は、日本国内に住所を持つ個人・組織なら幾つでも登録できるドメイン名になる。「△△△」の部分にはASCII(英数字)だけでなく、日本語も使える。汎用JPドメイン名は、2017年9月1日に単独で100万件を突破しているという。

 属性型・地域型JPドメイン名は、日本国内に住所がある企業や団体などの組織だけが登録できるドメイン名。一組織につき原則一つだけ登録でき、セカンドレベル部分(「.jp」の左側の部分)で組織の種類を表す。「co.jp」は属性型の中でも最も登録数が多く、48万件を超える。

 都道府県型JPドメイン名は、「△△△.tokyo.jp」「△△△.北海道.jp」のように、その構造に全国47都道府県の名称を含むドメイン名となる。ウェブサイトやメールのアドレスから地域とのつながりを示すことが可能とのこと。汎用JPドメイン名と同じく、日本国内に住所を持つ個人・組織であれば幾つでも登録でき、「△△△」の部分と都道府県の名称部分に日本語を使用できる。

 JPRSは、「JPドメイン名を多くの方に登録・活用いただくことは、インターネット上の情報発信やサービス提供の活性化につながるものであり、社会や経済活動の発展に寄与するものと考えている。また、JPドメイン名サービスが安定して成長を続けていることは、信頼性のあるサービスの選択肢として皆さまに認識され、選んでいただいた結果である」とコメントする。

JPドメイン名登録数の推移
JPドメイン名登録数の推移

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