GoogleのAIノート作成ツール「NotebookLM」がアップデートされ、リサーチ内容の共有がこれまでよりも簡単になった。
米国時間6月3日から、ノートブックを単一のリンクで公開共有できる機能が追加された。リンクを受け取った相手(学生、同僚、教育関係者、友人など)は、ノートブックの内容を閲覧可能となる。編集権限はないが、ノートブックの情報に対してAIに質問したり、そこからコンテンツを生成したりできる。
これまでもノートブックの共有は可能だったが、相手のメールアドレスを入力し、閲覧のみか編集可能かを選択する必要があった。今回の新しい共有方法により、特に全員のメールアドレスを把握していないような大人数のグループと共有する場合でも、簡単に共有できるようになった。
Googleによれば、ノートブックを公開する手順は非常にシンプルだ。画面右上の「共有」ボタンを選択し、アクセス権限を「リンクを知っている全員」に変更するだけで完了する。その後、ノートブックを削除したり、プライバシー設定を変更したりした場合は、共有リンクは無効になるという。
NotebookLMは、AIを活用してリサーチの整理・構造化を支援するツールである。特定のテーマに関連するテキスト、ドキュメント、リンク、調査内容を一元的に管理できるビジュアルノートブックとして機能する。
YouTube動画やGoogleドキュメントのスライド、リンク、メモなどを入力すると、そのトピックに関するAIによる要約が自動で生成される。さらに、AIとの対話を通じて内容を深く理解したり、学習のサポートを受けたりもできる。また、ポッドキャスト形式の音声概要をAIに作成させることも可能だ。

提供:Lance Whitney / Elyse Betters Picaro / ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。