きらぼし銀行は、FRAIMが提供するAI搭載型クラウドドキュメントワークスペース「LAWGUE」を導入した。FRAIMが6月3日に発表した。
LAWGUEは、契約書、規程、開示文書などの重要な文書の作成・検索・レビューをAIで効率化するクラウドサービス。過去の自社文書をAIが学習することで、自社基準に合わせた体裁への自動補正やレビュー、類似文書の提案が可能になり、文書作成およびレビュー作業の大幅な工数削減を実現する。
過去文書をアップロードするだけで自社のノウハウがデータベース化され、AIのサポートによる検索機能、体裁の自動補正などの編集アシスト、クラウド上でのコミュニケーション機能などを備える。これにより、従来の文書業務における非効率な作業をワンストップで解消するとしている。現在、契約書・規程類・仕様書などさまざまな文書を対象に、企業、法律事務所、官公庁・自治体などで導入が進んでいる。
きらぼし銀行は、専門性の高いストラクチャードファイナンスに取り組み、地域顧客の多様なファイナンスニーズに対応している。さらなるビジネス強化とDX推進のため、業務のデジタル化・ペーパーレス化による業務効率化を検討していた。
今回の導入により、同行では、従来の文書作成業務にAIを活用し、業務の大幅な効率化を進める。これにより、付加価値の高い業務にリソースを集中できる環境を整えていくという。