アカマイ・テクノロジーズは6月4日、業界初というDNSのセキュリティとコンプライアンスの態勢管理を行う「Akamai DNS Posture Management」サービスを発表した。
新サービスは、同社およびAmazon Web Services(AWS)、Microsoftの「Azure」、Google Cloudなどが提供し、企業や組織が使用するDNSサービスのセキュリティ態勢を統合的に可視化する。デジタル証明書をドメイン名ごとに整理する「Certificate Monitor」機能により、証明書の期限切れや誤った設定、不正な証明書などのセキュリティリスクを特定できるほか、証明書を使用しているドメインのHTTPの態勢も可視化する
同社は、DNS環境のセキュリティ態勢にリスクがあることにより、DNSスプーフィングやキャッシュポイズニングといった手法のサイバー攻撃に直面したり、不備などによって企業や組織のドメインがフィッシング攻撃に悪用されたりするほか、有効期限切れなど不適切な証明書の利用などがコンプラインスに抵触しかねないなどの問題に直面する恐れがあると指摘する。
新サービスでは、これらの問題につながりかねないDNSのセキュリティ態勢を適切にするための運用管理を支援するとし、同社の専門家が24時間体制で対応するマネージドサービスもオプションで用意しているという。