アステラス製薬は、Veeva Systemsの顧客関係管理(CRM)「Veeva Vault CRM」をグローバル全体で採用した。コマーシャル領域におけるアジリティー(迅速さ)と実行力の基盤にしていくという。6月9日にVeeva Systemsが発表した。
「Vault CRM Suite」の一部であるVault CRMは、営業、マーケティング、メディカル部門間のシームレスな連携とより効果的な医薬情報の提供を可能にするもの。
アステラス製薬 デジタル&変革担当(CDTO)のNick Eshkenazi氏は、「アステラス製薬は、世界中の患者さんのために革新的な医薬品を創出しており、コマーシャル機能の俊敏性と実行力を支える基盤は極めて重要。この協業により、当社の価値観と患者さん中心の姿勢を共有するパートナーとして、Veevaは当社が企業としての俊敏性を強化する上で技術的な解決策とデータを提供してくれる」とコメント。
一方、Veeva コマーシャルストラテジー担当プレジデントであるMatt Farrell氏は「アステラス製薬は、革新的な科学とヘルスケアソリューションを通じて、世界中の人々の健康向上に取り組む業界リーダー。Veeva Vault CRM を通じて、当社がアステラス製薬の使命の達成をより一層支援し、両社のパートナーシップがさらに深まることを期待している」と述べた。