フォーティネットジャパンとアラクサラネットワークスは6月9日、新たなネットワーク製品ブランド「FortiSwitch-AX」を立ち上げ、初の共同開発製品となるネットワークスイッチ「FS-AX600Fシリーズ」を国内市場で展開すると発表した。
フォーティネットは、2021年にアラクサラを買収。これ以降、両社の研究開発部門が共同でFortiSwitch-AXの製品開発を進めてきたという。
フォーティネットジャパン 社長執行役員の与沢和紀氏は、「今後もさらなるラインアップ拡充を計画しており、国内における安心・安全なライフラインと革新的なセキュアネットワーキングの提供を目指す」と説明。また、アラクサラネットワークス 代表取締役社長 兼 CEO(最高経営責任者)の村中孝行氏は、「日本市場ならではの高信頼性と長期運用のニーズに応えるべく、アラクサラの高可用技術とフォーティネットのセキュリティ基盤を融合し、細部までこだわり抜いて開発した。ネットワークとセキュリティの一体化を追求することで、顧客の運用負荷を軽減し、より強固で持続可能なIT環境の実現を支援していく」とコメントしている。

出典;フォーティネットジャパン
新製品のFS-AX600Fシリーズでは、まず「FortiSwitch-AX648F」と「FortiSwitch-AX624F」の2モデルをラインアップする。アラクサラが培った高信頼・高可用技術のソフトウェアをフォーティネットの「FortiSwitch」ハードウェアに実装している。国内の各種規制や商習慣や業界特性に対応しているとし、国内でワンストップ対応のサポート窓口も設置。外資系ネットワークセキュリティベンダー初の10年間保守サポートと幅広い世代のOSサポート、メーカーエンジニアによる導入支援、技術サポートなどを提供し、既存のフォーティネット製品と組み合わせた導入もできるとしている。