九州旅客鉄道(JR九州)は、出張・経費管理SaaS「SAP Concur」にデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を導入した。これにより、社内からの問い合わせや差し戻しを削減し、経理業務の効率化を図る。テックタッチが6月10日に発表した。
テックタッチは、ノーコードで操作ガイドを簡単に作成・実装できるため、システム担当者の負担を軽減し、ユーザーのスムーズなシステム利用を促進できる。
JR九州は、経費精算などの間接業務効率化やペーパーレス化、内部統制強化のためSAP Concurを導入していたが、システム利用時の問い合わせや差し戻しが多く発生することが課題となっていた。
この課題解決のため、入力フォームの最適化を検討する中で、ノーコードで操作ガイドを作成・表示できるテックタッチに着目した。検討の結果、操作ガイド機能による問い合わせや差し戻し、入力時間の削減を通じた業務効率化を期待し、今回の導入を決定した。
JR九州では、テックタッチの操作ガイドと入力自動化による業務効率化、そして経理担当者がノーコードでガイドを容易に作成・修正できる点を評価している。
同社は今後、他の社内システムへのテックタッチの展開も視野に入れており、効率的な業務運営を実現する「オペレーションの変革」につながることを期待している。