NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、ゲットワークス、NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)の3社は6月10日、次世代ICTプラットフォーム「AI-Centric ICTプラットフォーム」の実現に向け戦略的業務提携を締結したと発表した。

AI-Centric ICTプラットフォーム」のイメージ
企業でのAI導入が急速に進む中、ICTインフラは、都市部での大規模データセンター用電力の枯渇や建設コストの増大、電力網構築にかかる期間などが課題となっている。一方、低遅延・大容量ネットワークへのニーズの高まりや自律的に外部システムと連携するAIエージェントの登場により、従来の通信帯域では対応が難しくなっている。
こうした課題を受け3社は、NTT Comのネットワーク領域、ゲットワークスのコンテナ型データセンターやGPUサービス開発力、NTTPCのGPUサーバー販売・クラスター構築実績という3社の強みを生かし、「分散」「柔軟」「安全」「リーズナブル」をキーワードにAI-Centric ICTプラットフォーム構想を始動する。
ネットワークと連携したプライベートAIデータセンター事業の実現やAI時代に最適な各種サービスの開発・提供、サステナブルな電力ソリューションとのセット提供などを目指す。
3社は今回の提携により、企業のAI活用を加速させると共に、地方創生といった社会課題も解決していく計画だ。