オラクルとGoogle Cloud、「Oracle Database@Google Cloud」を東京リージョンで提供

藤本和彦 (編集部)

2025-06-13 13:09

 

 日本オラクルは6月13日、「Oracle Database@Google Cloud」がGoogle Cloudのアジア北東1(東京)リージョンで利用可能になったと発表した。「Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure」「Oracle Database 23ai」「Oracle Autonomous Database」の各サービスが提供される。

 Oracle Database@Google Cloudは、同社が提供するミッションクリティカル用途のデータベースアプリケーションの運用を簡素化するために設計されたサービス。販売管理におけるトランザクション処理、サプライチェーン管理におけるデータウェアハウジングや分析、金融サービスや電子商取引でのリアルタイムトランザクション処理などに対応可能という。

 また、Googleの「Gemini」や「Vertex AI」などのツールを活用することで、Oracle Database 23aiと同社のAIモデルを統合し、新たなクラウドネイティブアプリケーションの開発を容易にする。

 Oracle Database@Google Cloudにおける「Oracle Base Database Service」は、近日中に提供開始される予定である。

 オラクルとGoogle Cloudのパートナー各社は、「Google Cloud Marketplace」のプライベートオファーを通じてOracle Database@Google Cloudを購入し、自社の顧客向けに再販できるようになる。テクノロジーパートナーも間もなく、自社のソリューションおよびサービスにOracle Database@Google Cloudを組み込めるようになる。

 新しいパートナープログラムは、Google Cloudの「Partner Advantageプログラム」とオラクルの「Oracle PartnerNetwork(OPN)」の両方に参加しているパートナーを対象とし、今後12カ月以内に提供が開始される予定となっている。

 新たに開設されるアジア北東1(東京)リージョンは、既存のドイツ中部(フランクフルト)、英国南部(ロンドン)、米国東部(アッシュバーン)、米国西部(ソルトレークシティー)のGoogle Cloudリージョンに加わる。また、今後12カ月以内に提供開始が予定されているリージョンには、アジア北東2(大阪)、アジア南1(ムンバイ)、アジア南2(デリー)、オーストラリア南東1(シドニー)、オーストラリア南東2(メルボルン)、ヨーロッパ西8(ミラン)、ヨーロッパ西12(チューリン)、北米北東1(モントリオール)、北米北東2(トロント)、南アメリカ東1(サンパウロ)、米国中部1(アイオワ)が含まれている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]