まだ知らない人がいるかもしれないが、「ChatGPT」の素晴らしい機能の1つが「プロジェクト」だ。ChatGPTのプロジェクトを使うと、チャットやファイルなどある特定の話題に関するコンテンツを1つのプロジェクトフォルダーにまとめることができる。チャットを整理して、必要なものを簡単に見つけて扱えるようにしようというものだ。今回、OpenAIが新たに6つの新機能を追加したことで、プロジェクトはいっそう便利になった。
OpenAIは新機能を「X」(旧Twitter)のポストとウェブサイトの両方で発表した。「ChatGPT Plus」「ChatGPT Pro」「ChatGPT Team」のユーザーが利用可能で、サブスクリプション登録者には次の機能が追加される。
- Deep Researchモード:ChatGPTのDeep Researchモードで、過去のチャット、アップロードしたファイル、カスタム指示に加えて、公開されているウェブリソースを1つのプロジェクトにまとめられるようになった
- 音声モード:プロジェクトのチャットでアップロードしたファイルなどのコンテンツについて、プロンプトの入力ではなく口頭で質問できるようになった
- 個別のチャットの共有:URLを作成してプロジェクト内の任意のチャットを共有できるようになった。
- モバイル機能のアップグレード:プロジェクトのチャットでファイルをアップロードしたり、モデルを切り替えたりといった操作が、モバイルアプリからできるようになった。アプリは必ず最新版にしておくこと
- プロジェクトの「メモリー」機能の改善:ChatGPTの「メモリー」のオプションで、プロジェクト内の過去のチャットを参照できるようになった
- プロジェクトの作成:任意チャットをプロジェクトに変換できるようになった。サイドバーのメニューから実行できるほか、チャットをプロジェクトフォルダーにドラッグしてもいい
チャットを個別のフォルダーに入れることができるというだけのものだと思えるかもしれないが、ChatGPTのプロジェクトは、最新のスキルがあればはるかに便利に使える。
OpenAIのウェブサイトには次のように書かれている。「プロジェクトは長期にわたる取り組みに関係するものをすべて1カ所にまとめておけるスマートな作業空間だ。チャットのグループ化、参照ファイルのアップロード、カスタム指示の追加によって、ChatGPTは重要な情報を記憶し、トピックから逸脱することなく作業を進められる。メモリー、コンテキスト、柔軟なツールを備えたプロジェクトは、文章作成、調査、計画など、繰り返し行われ、進化する作業に適している」

提供:Lance Whitney / Elyse Betters Picaro / ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。