ビットキー、東日本旅客鉄道(JR東日本)、OMOマーケティングを手掛けるfavyの3社は6月17日、Suicaデータとスマートロックの入退室データを組み合わせた次世代の施設運営モデルの実証実験を実施すると発表した。

Suicaデータとスマートロックの入退室データを組み合わせた次世代の施設運営モデルの実証実験の内容
favyが運営する施設「アドホック新宿ビル」の4~5階にあるシェアオフィス&フードホールで、Suicaタッチデータを活用した「タッチトリガー」と、スマートロックから取得できる入退室データを組み合わせ、デジタルとリアルを融合した施設運営モデルに取り組む。開始は6月18日。
具体的には、タッチトリガーとビットキーのスマートロックから取得した入退室履歴をリアルタイムにデータ連携し、ユーザーの施設利用を正確に把握。「来店の可能性が高いユーザー層への効果的なアプローチ」「施設内行動パターンの分析による再来店促進」「リアルタイム割引クーポン配信」などに結び付ける。
タッチトリガーは、JR東日本の改札機を利用するユーザーによる、Suicaタッチのデータをリアルタイムに活用できるサービス。2023年から導入された「センターサーバー方式」の新しいSuicaシステムにより、駅の改札口でのSuicaタッチをリアルタイムで検知している。
今回の取り組みをきっかけに、favyのOMOマーケティング手法とビットキーのコネクトプラットフォーム「workhub」を連携させた、オフィスを構える事業者向けのサービス提供を検討していく。