「Core 2 Duo MacBook Pro」の最大積載メモリが3GBな訳

apple

2006-10-31 22:34

 「Core 2 Duo MacBook Pro(MBP)」の新たな特徴の中でも、最大3GBまでRAMを拡張できるようになった点は注目に値する。だが、2つのRAMスロットを実装しているマシンなのに、最大値が3GBであるのはなんだか奇妙だ。2GBのRAMモジュールを2つ搭載して、合計4GBにすることはできないのだろうか。

 MacFixItに掲載された記事によると、これは物理的なスペースの問題から来る制約ではないようだ。MBPのRAMスロットは、2つとも2GBのモジュールを収容するのに十分な大きさを持っている。

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 Intelの「945PM」チップセットには、実際には4GB分のDDR2 RAMに対応できる能力があるが、RAMを3GB以上インストールすると、「メモリの重複」が起こる可能性があるのだという。

 

RAMを収容する物理的なスペースには多くのものを格納しておかねばならず、RAMが4GBに達した場合は、それらが重複することになる。これはつまり、RAMを3GBに設定しておけば、特定のシステム機能が必要とするメモリ領域を重複させずに済むということだ。3GBから4GBのRAMがインストールされると、一部の機能に対してすでに割り当てられた領域を、システムメモリが占有しようとするのである。

 

 RAMに関係した話では、ほかにも興味深い事実がある。Appleが3GBのRAMへのアップグレードに課している料金は、一般市場における相場より割安なのだ。Appleは、RAMを2GBから3GBにアップグレードする料金を575ドルとしているが、例えばNewEgg.comなどのサイトでは、2GBのSO-DIMMメモリが625ドル程度で販売されている。

(Jason D. O'Grady)

 

 

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※このエントリはZDNETブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNET編集部の見解・意向を示すものではありません。

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