「iPhone」の非オープン性、もしかしてグッドアイディア?

apple 2007-01-29 19:06:22

 一部の読者はすでに知っているかもしれないが、わたしは「Treo」の大ファンで、スマートフォンの中ではMacユーザーに最も適した製品だと固く信じている。だが、だれかからTreoに対する考えを聞かれた場合、たいていはこう答えることにしている――「Treoの最大の長所は、好きなソフトウェアをインストールできる点であり、最大の短所もまた、どんなものでもインストールできる点だ」と。わたしのTreoにも、ありとあらゆるベンダーのソフトウェアが詰め込まれていて、正真正銘のごった煮状態となっている。最近では、Treoのアプローチがほんとうに賢明なのかどうか、疑問を感じ始めた。

 先日、車に友人を乗せて走っていたところ、彼のTreoの起動音が鳴るのを10回以上耳にした。Treoユーザーにはおなじみの「boot loop」エラーに陥っていたのだ。このエラーについては、Palmの機器設定情報ページの「Resetting Your Device」でも、繰り返し触れられている。

 誤解のないよう言っておくが、わたしは何もお気に入りのTreoを叩いているわけではない。叩くどころか、Treoなしでは生きていけない有様だ。ただ、携帯電話と同様に重要なデバイスを、サードパーティに対し完全にオープンにしてほんとうによいものか、自信がなくなってきたのである。現在わたしが使用している「Treo 700p」もしばしば調子が悪くなり、再起動を繰り返してしまう。そうでないときも、機会の機嫌を取るために、ときどき再起動する必要がある。

 インストールしてあるすべてのサードパーティソフトウェアを排除したら、いったいどうなるだろう。必要最低限の機能、連絡先リスト、予定表、電子メール、それにウェブは残しておきたい。いや、RSSクライアントとパスワード保管機能、IMアプリケーションも必要か。それに、できれば賭け金制限なしのテキサスホールデムゲームと、着メロプレーヤーも。…まあ、最後の2つは余計だとしても、それ以外はないとかなり不便になるだろう。

 そこでふとAppleのアプローチについて考えた。これまであげつらってきた「iPhone」に欠けている特徴の中でも、AppleのAPIがクローズドであることと、サードパーティアプリケーションをサポートしていないことが何より気に入らなかったが、もちかするとAppleの選んだ道が正解なのかもしれない。スクービー・ドゥのばかげた着メロを聞くために、6秒に1回は再起動しないとならないiPhoneなど、だれがほしいと思うだろう。

 「Macworld Conference & Expo/San Francisco 2007」でデモンストレーションしたようなiPhone用アプリケーションをもう2、3点追加すれば、Appleが成功する可能性はさらに大きくなる。例えばわたしなら、「Skype」か「iChatOut」のようなVoIPクライアントがほしいが、これはAppleがCingular/AT&Tと結んでいる契約に抵触するのではと心配もしている(Jobs氏よ、どうか違うと言ってほしい)。最低でも、IM(「iChat」になるか?)とRSSクライアント、それから強力なパスワード暗号化機能(Macのパスワード管理機能「Keychain」のモバイル版など?)は必須だ。ついでに、MP3着メロと、「iPod」でプレイできたホールデムが内蔵されるなら最高である。

 600ドルもするクローズドなスマートフォンを購入するとしたら、読者はどのような機能を絶対必要と考えるのだろうか。コメントを寄せてほしい。

(Jason D. O'Grady)

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