オープンかつ100%Macのグリッドコンピューティングプロジェクトが登場

apple 2007-02-14 18:07:23

 XgridMacResearch.orgが、「OpenMacGrid」と呼ばれる分散コンピューティンググリッドを立ち上げた。SETI@homeなどの分散コンピューティングプロジェクトと同様のものだが、こちらは「Xgrid」を利用するMacだけで構成されている。

OpenMacGridは、Macのみから成るコンピューティンググリッドで、Macを使うあらゆる科学者が利用できる。グリッドの基本となる技術は、「Mac OS X 10.4」(およびそれ以降のバージョン)に標準で実装されている、AppleのXgridテクノロジーだ。Macユーザーが使用していない処理能力を結集し、科学者が必要とするスペックのコンピューティングを実現する取り組みである。

 OpenMacGridとほかの分散コンピューティングプロジェクトの最たる相違点は、前者がオープンであるということだ。SETI@homeやFolding@homeEinstein@homeは、閉鎖的なネットワークとして運用されている。いずれも単一のアプリケーションが稼働しており、外部からのアクセスは限られている。

OpenMacGridは従来とは異なる性質を持つ。Macユーザーが各自の遊休処理能力を提供し、高スペックな科学研究用コンピュータ演算環境を実現するという面は他のグリッドと同じだが、研究者が自分の科学アプリケーションを用いてリソースにアクセスできる点で、一般的なネットワークとは異なっている。OpenMacGrid上で稼働するプログラムは、任意の時点で研究者が進めているプロジェクトに応じて、日々変わることになるだろう。Macユーザーが科学者たちに文字通り「力」を貸し、科学の偉大な進歩に貢献するのである。

 OpenMacGridに参加するために、新しいソフトウェアなどをインストールする必要はない。「システム環境設定(System Preferences)」の「共有(Sharing)」ペインを開き、「Xgrid」のチェックボックスにマークを入れればよいだけだ。

 実に有意義なプロジェクトだと感じ入った。

(Jason D. O'Grady)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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